弁護士・サービサーの方に  法廷で相手方をあわてさせた調査結果(詐害行為編)

 


  『実父に、むりやり連帯保証人にさせられたんだ!』

 こううそぶく対象者に、詐害行為が疑われたため、依頼を受けた調査でした。


 

この対談でのテーマ 

 背景

 債権回収事案。貸金請求訴訟の最中、被告が連帯保証債務の

 無効を主張。

 いきさつ

 父との親子仲は最悪であり、

 無理やり連帯保証人に仕立て上げられた…、

 なる主張を唐突に展開。

 自分の息がかかった人物を法廷で証言させ、自論の正当性を主張。

 依頼事項

 連帯保証契約は合意の上、

 という債権者側主張を補強する事実を収集。

 調査結果

 連帯保証人とその父親との関係は、

 きわめて円満な関係だったことを示す出版物を入手。

 証拠資料として提出した。 

 価格帯   A
 

※価格帯について   A: 〜20万円、 B: 20万円超〜50万円、 C: 50万円超〜

 

 


― 調査会社に勤務しているというと、すぐ『張り込みか尾行か?』と聞かれますが、実際は、書類や文献との格闘も重要な業務です。

「債権回収のはなしにもどるが、御社に依頼した調査で、調査報告書に添付してくれた文献を証拠資料として、裁判に提出したことがあったんだ

 

― どんな調査でしたか?

「亡くなったオーナーが、バブルのときに十数億円を借りて、収益物件を建てた。ところが、バブルが崩壊して返済は滞り、そのゴタゴタの最中、物件は第三者に売却。そうこうしているうちに、その息子の会社に物件の所有権が移ってしまった・・・という案件。また『とばし』かな」

 


― そういえば、調査しましたね。

「その息子が連帯保証人だけれど、言い分がふるっている。『父親から無理やり連帯保証人にさせられた。だからそんなものは無効だ。』憎々しげに主張するんだ。法廷の場で、あることないこと、とうとうと述べてくれた」

 

― えーっ!?

審尋のとき、証人を何人もそろえてきてね。嫌がる自分を、父親が暴力をふるって、無理やり連帯保証人にさせたいきさつを、証言させるんだ。それに、その場にいあわせたという、社員だとか事務員だとかが何人も登場してきてね。まぁ、身内で固めた証人なんだけど

 

― しかし、その息子が先代との思い出をなつかしげに語る書籍を、報告書に添付した記憶あるんですが…。そんな話、通用するんですか?

「だからね、バカも休み休みいいなさいと、その書籍を裁判官に提出したんだよ」

 

― どんな反応をしましたか?

「さすがにそのときは、その本を見てあっけにとられていたよ。本人が主張してきたことと180度違うことが、書いてあるんだから

 

― それは呆気にとられるんじゃないですか・・・。

「あれは痛快だったね。書籍を見たとたん、鳩が豆鉄砲食らった、というのはああいう顔のことだろうと思った」

 

― それにしても、あの本に、亡くなった父親の思い出をいつくしむかのような箇所が、いくつもありましたよ?!

そうそう、そうだったね

 

― 『父親の事業に対するひたむきな情熱に感心する』だとか・・・、『人間、どん底に落ちたときに死なずに生きているってのは、すごい。』だとか・・・。

「私はこの裁判の途中で、サービサーを退職してしまったので、最後までは見守れなかった。ところが、判決はこちらの敗訴と後で知った。弁護士もあの判決は信じられないと驚いていた」

 

― え−っ!!

「民事裁判は正義を裁くのではないからね。裁判官の見方、立証方法、証拠、陳述内容、法解釈の違いなどで、異なる判決下されることがある。本当に不本意だが」

 

― ただ、証拠ということに限っていえば、こういう両者の言い分が対立する時には、文献なり記事なりは裁判官の心証の形成には、威力を発揮するでしょうね。

「法廷に提出するしないにかかわらず、こちらの主張を補完するという意味で新聞雑誌のバックナンバーというのは、ときに相当なインパクトを与えることがある。でも我々にとっては、そんな情報を探すとのは藁の中の針を探すようなものだよ。貴方だから出来たことです」

 


 <裁判は真実を追究する場所?>


元検事の田中森一氏の著作「反転〜闇社会の守護神と呼ばれて」(幻冬舎)によると、こんな一文が書かれています。

「裁判は真実を追究する場であるが、実態はそうとばかりは限らない。真実というより話の辻褄があっているかどうか、その辻褄にどれほどリアリティがあるか。それが争われる。」

訴える方、訴えられる方、それぞれに言い分があり、法律のプロがそれぞれの弁護をするわけです。勝つために、「真実より、話の辻褄のリアリティさ」を、追究するとすれば、正義が裁かれるとは限らないかもしれません。

 



 

 

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