総務の方へ  大手調査会社との使い分け

 


たいていの方は、私に向かって、こうおっしゃいます。

『ウチは大手の調査会社と取引しているから、オタクは必要ありません』

 しかし、棲み分けが全然ちがうのですね。ではいったい、どこがちがうのでしょうか・・・。


 

― そのあたりをもう少しくわしく、おはなしいただけませんか?

広くあまねく情報を提供しているがゆえに、社会的責任を負わざるを得ないというか、訴訟リスクと隣合せの一面があると思う。とくに平成15年に制定された個人情報保護法以来だね」

 

― 『報告書のせいで、信用不安をおこされた!』文句を言う会社だって出てくるとおもいます。

「文句だけならまだ良いが、融資が受けられなくなった等で、損害賠償を請求される。そういうリスクは是が非でも回避しないとまずい」

 

― そんなことになったら、大変です。

「だからリスク回避のためだと思うが、なにか微妙な言い回し、奥歯にモノがはさまった表現に、よくお目にかかる。どうしてそんな微妙な表現になるのか?こちらはその背景が、知りたいのだが」

 

― ユーザーの言い分、大手調査会社の言い分、どちらももっともで、反論のしようがないですね。

端的に言えば、調査対象の『悪い情報』を知るために、調査を依頼すると考えたら、大手の情報では限界がある。結局、ニッチな情報収集に対応してくれる調査会社が必要になる

 

― 私たちのような調査会社の出番ですね。

「大手と違って、行動調査や、覆面調査で(『調査をしているということが知れないように。』)、と注文もつけられる。また、先ほど話題になったが、情報公開請求や雑誌のバックナンバー検索など、TPOに応じて、手段を検討してくれるからね」 

 


大手調査会社が石油の採掘ならば、弊社はレアメタル(希少金属)の採掘・精錬。

大手と弊社は、それくらいちがう調査をフィールドにしています。


 

― それが特徴ですね。

状況や、求めている情報によって、的確に調査会社を使い分けることだね。これは、債権回収だけのことではないと思うよ

 

― といいますと。

「企業にはさまざまな懸案、つまりリスクだね、が発生するでしょ?好むと好まざるとにかかわらず。調査会社のつかい方がひろく浸透してくれば、円滑な問題解決が、すすんでいくのではないかと思う」

 

― そうですね。われわれの生活でも使い分けるってことは、いくらでもあります。

「調査会社をたとえると、大手が総合病院なら、御社のような調査会社はある特定の病気の診療・治療に長けた医師、そんなところだろうか?」

 

― つかいわけを知ってて損はないですね。

「それから、設立されて間がない会社。あと、ものすごく規模の小さい会社。こういうケースだと大手の調査報告書は、カバーしきれていないよね」

 

― その傾向はありますね。

「調査拒否とか、情報ほとんど得られず、で終始してしまっている報告書」

 

 

弊社小冊子「調査会社はこうやって上手く活用する本」33ページ
総務向調査チャート.JPG

 

 

― そうですね。『大手で調べたけれど情報がとれない。だからおたくに頼む。』こういう依頼もあります。

「大手の強みは、膨大にストックされた情報を提供すること。しかし、ウラを返せば、新しい会社や零細法人についての調査が、ウィークポイントかな」

 

― ただ、われわれも調査の限界はありますね。『実態は判然とせず』と報告書に書かせていただくこともあります。もちろん手は尽しての上ですが・・・。

「仕方がないケースは出てくるだろうね。ただ、どうしてわからなかったのか?について、依頼者が納得するだけの説明は尽くさないといけないね」

 

― おっしゃるとおりです。調査結果が依頼者にとって、おもわしくないとき、判然としなかったときほど、そうですね。

「形がない商品だからね。調査会社の担当者の一挙一動までが、商品じゃないのかな」

 

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 調査業界の古文書(?)から


 

「大手の強みは、膨大にストックされた情報を提供すること。」

上のディスカッションで、こんなはなしがでました。

 

情報をストックするというは、収益の面でも重要なポイントです。

調査業界の古文書(?)、 「興信所」知られざる業界(露木まさひろ著 朝日新聞社)には、

大手調査会社がなぜ儲かるか?を書いた一文がございます。

 

大手になればなるほど、一通の報告書が複数の依頼者に利用できる。調査先は一社でも、依頼者が重複するからだ。したがって、収益率に格段の差が出る。数百人クラスの興信所では、そのスケールメリットは得にくく、数人で営む事務所とさほど変わらないというのである。」 (103〜104ページ)

 

ですから、弊社が存在する為には、大手と違う調査をせざるを得ず、

ゆえに、自然と大手とは棲み分けがちがってくるんです。

 

それにしてもこの「興信所」なる本。いま読み返してみると、強烈なエピソードのオンパレード。

ご紹介したい個所がいくつもあるのですが・・・とてもお見せできません。

しかも版元が朝日新聞というんですから、悪い冗談です。

 

30年前は、個人情報の観念なんて、これっぽっちも存在しなかったことにも気が付きます。

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